1959年07月28日公開(昭和34年)

正義に徹し人気に挑む灼熱の男

青春を賭けろ

 

製作:東宝 5巻 1,710m 63分 モノクロ シネマスコープ モノラル
併映:女子大生 私は勝負する(成人映画)

STAFF

製作:山本紫朗 三輪礼二 監督:日高繁明 脚本:関沢新一 撮影:逢沢譲 音楽:中村八大
スタジオ:東宝調布撮影所

CAST

ハリー健:夏木陽介 田代富佐:白川由美 マリ:北あけみ ジミー山本:山下敬二郎 Q坊:坂本九  ミッキー・カーチス

STORY

 ジャズ喫茶でハイティーンに人気のジミー山本は悪質興行師の仙坂の求めに応じ、彼を育てたマネージャーを裏切り、引き抜きに応じた。
 替わって人気者になった健は、恋も友情も人気も捨て夜の街を車で疾走させ事故に。
 次の売り出しはQ坊に白羽の矢が…。

MEMO

水原弘を始めロカビリー歌手のほとんど全員が東宝と契約し、人気絶頂の渡辺プロを題材にした作品。中村八大が映画で初めて10曲を作る。

1959年08月04日公開(昭和34年)

抱腹絶倒の青春エネルギー爆発喜劇

檻の中の野郎たち

製作:東宝 5巻 1,838m 68分 モノクロ シネマスコープ モノラル
併映:頑張れゴキゲン娘

STAFF

製作:山本紫朗 三輪礼二  監督:川崎徹広  脚本:関沢新一  撮影:小泉一 音楽:中村八大  美術:阿久根厳 スタジオ:東宝調布撮影所

CAST

ミッキー・カーチス 山下敬二郎 守屋浩 柳家金語楼 佐藤允 野口ふみえ ザ・ピーナッツ 坂本九

STORY

 ヒカリ少年矯正院に送られた森田は入ったその晩から脱走を図る。親分格のミッキーと敬次も応援し、揃って少年院を飛び出した。表にはナオミとハリケン吉が待機し、ナオミの家会へ行った。落ちていたギターを拾うと、中から国際諜報団が捨てた秘密書類を見つける。
 ロカビリー・コンクールをやっている劇場へ飛びこんだ三人は審査員に大受けで優勝してしまう。

MEMO

関沢新一の脚本を、新人川崎徹広が監督した青春喜劇。主題歌「檻の中の野郎たち・ねりかんブルースより」「俺のあの娘 」(守屋浩)

1959年09月13日公開(昭和34年)

東宝十八番のサラリーマン明朗大作

上役・下役・ご同役

 

製作:東宝 7巻 2,409m 68分 モノクロ シネマスコープ モノラル
併映:ある日私は/花嫁の峰チョゴリザ

STAFF

製作:安達英三朗 監督:本多猪四郎  脚本:沢村勉 原作:大和勇三 (中央公論社刊) 撮影:小泉一  音楽:広瀬健次郎

CAST

加東大介 久保明 久保賢 水野久美 草笛光子 瀬木俊一 久慈あさみ ミッキー・カーチス 坂本九

STORY

 仕事もでき、部下を愛するサラリーマンの平山の元に中村太郎が配属される。平山の長女好子はたちまち太郎の大ファンに。そんな矢先、やもめの平山に縁談が起きた。部長夫人がクラスメートの三千代をそそのかせたようだ。美人の三千代に心は動いたが、子供達を思うと決心がつかなかった。

POINT

東宝十八番のサラリーマン明朗大作

1960年02月02日公開(昭和35年)

草原の海に恋が降る、山のかなたの恋愛高速道路(ロマンスハイウェイ)

山のかなたに 第1部リンゴの頬 第2部魚の接吻

 

製作:東宝 7巻 2,983m 107分 総天然色 シネマスコープ モノラル
併映:僕は独身社員

STAFF

製作:橋本真澄  企画:金子正且 監督:須川栄三  脚本:井手俊郎  原作:石坂洋次郎 撮影:小泉福造  音楽:服部良一 スタジオ:東宝調布撮影所

CAST

上島健太郎:宝田明 井上美佐子:白川由美 村田政吉:山下敬二郎 志村高一:夏木陽介 杉本堅造:坂本九

STORY

 山と川に囲まれた地方都市にある高校で、政吉、堅造を頭とする暴力上級生が乱暴を働いていた。
 教師の健太郎はこの問題は生徒自身で解決されるべきだと考え、機が熟すのを待っていた。美佐子の弟、大助たち一年生は結束を固め河原で対決した。

MEMO

山間の美しい地方都市を舞台に、3組の男女の恋を描いた石坂洋次郎原作の青春もの。

1960年03月08日公開(昭和35年)

女は抵抗する

製作:大映(東京撮影所)6巻 2,317m 85分 総天然色 シネマスコープ モノラル
併映:美人蜘蛛

STAFF

製作:武田一義 企画:藤井浩明 監督:弓削太郎 脚本:長谷川公之
撮影:小林節雄 音楽:中村八大

CAST

矢代美枝:若尾文子 久慈明:川口浩 白崎:高松英郎 佐山:片山明彦 川島永二朗:山下敬二郎 宮川和子 坂本九

STORY

 美枝の父はかってベテランの興行師だったが、仲間だった白崎の妨害から手持ちのバンドを横取りされ、プロダクションの崩壊とともに死んだ。美枝は人気バンドのリーダー久慈をくどいて白崎興行の人気バンドとのジャズ合戦を企画した。
 空前のヒットとなったジャズ合戦に勝った美枝は、その後ロカビリーに目をつけた。劇場側ではこの企画を危険視したが、ロカビリーは完全に十代のファンを獲得し大成功となった。
ロカビリー・マダムとして大きな話題となった渡辺プロ渡辺美佐さんをモデルにして、ジャズ音楽界に生きる人々の姿を描いた。

1960年10月08日公開(昭和35年)

すべてが狂ってる

 

製作:日活 6巻 1,947m 71分 モノクロ 日活スコープ モノラル
併映:英雄候補生

STAFF

企画:浅田健三 監督:鈴木清順 脚本:星川清司 撮影:萩原泉 音楽:三保敬太郎 前田憲男

CAST

杉田次郎:川地民夫 谷敏美:禰津良子 杉田昌代:奈良岡朋子 南原圭吾:芦田伸介 吉永小百合

STORY

劇中、ジャズ喫茶のステージで「九ちゃんのロカビリー」を歌うダニー飯田とパラダイスキング、坂本九の姿が映る。後半、同様のシーンでは台詞あり。

MEMO

CD:2012-10-24日発売 日活100年101映画~娯楽映画の黄金時代~に収録
DVD:DVN-111日活 2005-05-21発売

1960年11月11日公開(昭和35年)

竜巻小僧

製作:日活 モノクロ 日活スコープ モノラル

STAFF

監督:西河克己 企画:笠井英男 原作:松浦健郎 脚本:松浦健郎 中西隆三 撮影:藤岡粂信 音楽:池田正義  録音:宮永晋 照明:森年男

CAST

竜巻小僧トミイ:和田浩治 村上英子:清水まゆみ ヒゲの七条:ジェリー藤尾 村上五郎(ジョージ):小高雄二 ハナ肇とクレージーキャッツ

POINT

「疾風小僧」につづく和田浩治の小僧シリーズ第3作。
劇中、七三野郎を歌うシーンあり。
CD:2012-10-24日発売 日活100年101映画~娯楽映画の黄金時代~に収録

1961年04月05日公開(昭和36年)

映画になったムスターファ! 彼氏は九ちゃん!彼女は加代ちゃん!

悲しき60才

 
 

製作:大映(東京撮影所)6巻 1,944m 71分 総天然色 シネマスコープ モノラル
併映:おけさ唄えば

STAFF

企画:藤井浩明 竹谷豊一郎 監督:寺島久 脚本:高橋二三 撮影:渡辺徹 音楽:宮川泰
ショー構成:青島幸男 マナセプロダクション スタジオ:大映撮影所(3/3~)

CAST

九左ヱ門:坂本九 お加代婆さん:森山加代子 ジェリー天使:ジェリー藤尾 サユ:弓恵子 店員:パラダイスキング 潮万太郎 渡辺トモ子

STORY

ブラジル帰りの億万長者九左ヱ門は40年ぶりに祖国の土を踏み、憧れの恋人お加代婆さんに再会したとたん、食事が喉に詰まって天国に。
天国の入口でジェリー天使は「金よりも大切なものは若さだ、もう一度青春をやり直したい」という願いを聞いて…。

POINT

坂本九、森山加代子、ジェリー藤尾というハイティーンのアイドルとして人気最高の4人を中心に、ステキに楽しい夢と恋と爆笑を贈る作品。
監督は寺島久がデビュー作として以前から抱いていた青春音楽劇で、意欲的なメガホンを握っています。

MEMO

大ヒット。初日浅草電気館5,480人 新宿大映5,060人 渋谷4,515人

1961年04月05日公開(昭和36年)

大人にも子供にも大人気! 爆笑トリオが大活躍!

アワモリ君売出す

 
 

製作:配給:東宝 製作:宝塚映画 5巻 1,987m 72分 モノクロ 東宝スコープ モノラル
併映:モスラ

STAFF

製作:山本紫朗 監督:古沢憲吾 脚本:新井一 原作:秋好馨 撮影:逢沢譲 音楽:神津善行 スタジオ:東宝成城撮影所(5/27~)

CAST

アワモリ君:坂本九 加代子:森山加代子 カバ山大学:ジェリー藤尾
アワモリ一:有島一郎 よろめき:都家かつ江 沢村貞子 並木一路

STORY

洋品屋の息子で予備校生のアワモリが、ふとしたことから知り合った美少女に熱を上げる。純情なアワモリは胸をわくわくさせるだけで口もきけずひとり悩む。
心配したカバ山が彼女の身元を調べると令嬢とわかってびっくり。及ばぬ恋とは知りながらも…。

MEMO

5/27祖師谷ロケ 途中盲腸で入院 6/11大磯ロングビーチロケ 向ヶ丘遊園ロケも

1961年08月13日公開(昭和36年)

男と女の化かし合い! 愉快指数100%の爆笑巨編! 駅前トリオが大競演!

喜劇・駅前団地

 

配給:東宝 製作:東京映画 7巻 2,441m 89分 カラー 東宝スコープ モノラル
併映:紅の海(一部地区・モスラ続映)

STAFF

製作:佐藤一郎 金原文雄 監督:久松静児 脚本:長瀬喜伴 撮影:遠藤精一
音楽:広瀬健次郎 スタジオ:東宝成城撮影所(5/18~)

CAST

森繁久彌 フランキー堺 伴淳三郎 淡島千景 坂本九 黛ひかる 淡路恵子 森光子

STORY

東京近郊のとあるベッドタウン。人口の急増により団地が新たに造られることになり、農業を営む孫作は一躍と土地成金になった。
家の中は冷蔵庫や洗濯機など電化製品が充満するが、妻のかめはその使い方がよくわからないという有様で…。

POINT

森繁久彌、フランキー堺、伴淳三郎の三大喜劇スター共演の爆笑娯楽大作。幅広い人気で親しまれた坂本九もおとぼけ役で好演。

MEMO

駅前シリーズ第2作。優秀映画鑑賞会推薦 5/23川崎市百合が丘ロケ 日本住宅公団が開発を進める百合ヶ丘団地建設当時に撮影。

1961年08月13日公開(昭和36年)

人気トリオで描く歌番組と笑いの明朗喜劇!前作を凌ぐ面白さ!

アワモリ君乾杯!

 
 

製作:宝塚映画 配給:東宝 6巻 2,122m 78分 モノクロ 東宝スコープ
併映:世界大戦争

STAFF

製作:山本紫朗 監督:古沢憲吾 脚本:新井一 原作:秋好馨 撮影:逢沢譲
音楽:神津善行 スタジオ:東宝調布撮影所

CAST

アワモリ九:坂本九 加代子:森山加代子 ダルマ先生:加東大介
カバ山大学:ジェリー藤尾 アワモリ一:有島一郎 都家かつ江

STORY

漫才師を父母に持つカバ山は会社の給仕で、いつも赤ん坊を背負わされているが、大の映画ファンで、ロケと聞くと目の色を変えて飛んで行く。
ある日、町の銀行に5人組のギャングが入るが、てっきり映画のロケと間違えて…。

POINT

マンガの映画化では定評のある東宝が、新人監督古沢憲吾のフレッシュな感覚で制作したシリーズ物のひとつ。

MEMO

《主題歌》 僕は九ちゃんアワモリ君
《挿入歌》 何処かでだれかが 九ちゃん音頭 九ちゃんのズンタタッタ

1961年12月24日公開(昭和36年)

豪華さ倍増!お色気強化! お待ちかね駅前シリーズの爆笑カーブは急上昇!

喜劇・駅前弁当

 
 

製作:東京映画 配給:東宝 7巻 2,425m 89分 カラー 東宝スコープ モノラル
併映:アワモリ君西へ行く

STAFF

製作:佐藤一郎 金原文雄 監督:久松静児 脚本:長瀬喜伴 撮影:黒田徳三
音楽:広瀬健次郎 スタジオ:東宝成城撮影所

CAST

柳田金太郎:森繁久彌 本田次郎:フランキー堺 堀本孫作:伴淳三郎
本田景子:淡島千景 及川千代:黛ひかる 染太郎:淡路恵子
倉持大作:花菱アチャコ 洗濯屋の九:坂本九 及川由松:柳家金語楼

STORY

浜松駅前の老舗の弁当屋「互笑亭」は未亡人の景子が弟の次郎とふたりで経営しているが、次郎は極楽とんぼで店は景子に任せっきり。
そんな時、亭主の三回忌に集まった旧友の織物会社社長金太郎とストリップ小屋を経営する孫作から話が持ち込まれた。大阪の資本家が店の拡張をバックアップしてもよいと言うのだ

POINT

久松静児が監督したシリーズ中の傑作。浜松が舞台だけにヤマハ音楽教室で九ちゃんが歌うシーンが盛り込まれている。

MEMO

《挿入歌》あの娘の名前はなんてんかな
スチール撮影:10/15 品川駅ロケ:11/10

1961年12月24日公開(昭和36年)

カムオン!一緒に行こうぜ!歌も笑いもおいらの世界!

アワモリ君西へ行く

 
 

製作:宝塚映画 配給:東宝 6巻 2,264m 83分 総天然色 東宝スコープ モノラル
併映:喜劇・駅前弁当

STAFF

製作:杉原貞雄 山本紫朗 監督:古沢憲吾 脚本:長瀬喜伴 新井一 原作:秋好馨 撮影:飯村正 音楽:神津善行

CAST

アワモリ九:坂本九 加代子:森山加代子 カバ山大学:ジェリー藤尾
春ちゃん:渡辺トモコ アワモリ一:有島一郎 大場支店長:藤田まこと
高島忠夫 浜美枝

STORY

轟商事の給仕から社員に昇格した大学は大阪支社に転勤。また、商売のこつを勉強するためアワモリも大阪へ向かうが、特急料金が払えず高田青年に助けられる。それを見守る支那服の美女。
 アワモリ九は大波ホテルで働くはめに。加代子も高山会長の秘書として大阪へ…。

POINT

撮影初日のシーンは大阪駅へ着いた坂本九とジェリー藤尾を九の叔母、初音礼子が迎えひともめするシーンから撮影。二人は今、梅田コマで「私の愛した悪童たち」に越路吹雪と共演中だが、シリーズ初のカラー作品とあって大張切り。

MEMO

当初2部作の予定が好評につき続編として制作された。大阪は九ちゃん旋風!撮影は朝8時から舞台の始まる前の午前中だけ。

1962年03月04日公開(昭和37年)

若さがいっぱい!坂本九と日活青春スターの競演!

上を向いて歩こう

 
 

製作:日活 8巻 2,503m 91分 総天然色 シネマスコープ モノラル
併映:銀座の恋の物語(石原裕次郎主演)

STAFF

企画:水の江滝子 監督:舛田利雄 脚本:山田信夫 撮影:山崎善弘 音楽:中村八大 作詞:永六輔 スタジオ:日活調布撮影所 2/6〜  スチール撮影:12/27

CAST

河西九:坂本九 友田良二:浜田光夫 松本健:高橋英樹 永井紀子:吉永小百合 永井光子:渡辺トモコ 永井徳三:芦田伸介

STORY

 少年鑑別所を脱走した九(坂本九)と良二(浜田光夫)は通りがかりのオート三輪に飛び乗った。三輪車を運転する永井(芦田伸介)は、鑑別所を出た少年たちを自分の家へ引取り運送店をやらせ立派に更生させていた。九はここで更生の道を踏み出した。
  一方の良二は、ジャズ喫茶で、バンドボーイとして働きドラマーを目指す。閉店後の舞台でドラムを叩く良二は幸せそうだった 。
 しかし頼りの先輩ドラマーはヒロポン中毒で、博打の借金のかたにドラムをとられてしまう。九も良二も皆んな愛に飢えた孤独な者同士だが、それぞれ一生懸命生きようとしていた。九も一生懸命働いた。そんな九を永井は喜こびの目で見守った。一方、真面目にやっていた良二はどうしてもドラムが欲しくて、ついに新車を盗み出してしまう。しかも途中ハンドルを切りそこなって車を燃やしてしまった。九は良二の裏切りに我を忘れ、二人はモンタナのステージでにらみ合った。激しくぶつかり合う二人、やがて二人は肩を掴み合って泣いていた。上を向いて歩こう、涙がこぼれないように...。

POINT

 坂本九の大ヒット曲「上を向いて歩こう」に思いを得た歌謡メロドラマ。
主演は坂本九自身。監督は日活アクションで数々の名作を生み出した桝田利雄で、少年鑑別所を脱走した若者が音楽を通じて再生の道を歩みだす過程をいきいきと描く。

MEMO

《主題歌》上を向いて歩こう
《挿入歌》あの娘の名前はなんてんかな
2/6「銀座の恋の物語」撮影中の石原裕次郎と昼休みに初対面。 2/15築地ロケ
その「銀座の恋の物語」と二本立て興行で、正月作品を上回る大ヒット。初日新宿で10,530人



映画 上を向いて歩こう (VHS)
Release:2000-05-26
発売元:日活ビデオ

1962年07月01日公開(昭和37年)

九ちゃん・桑野の歌と初恋!♡カッコいい!楽しさいっぱい!

九ちゃん音頭

 
製作:松竹 6巻 2,124m 78分 カラー シネマスコープ モノラル
併映:あの橋の畔で

STAFF

製作:今泉周男 監督:市村泰一 脚本:山田洋次 不破三雄 撮影:小杉正雄
音楽:ダニー飯田 スタジオ:松竹大船撮影所 5/23〜

CAST

海野一八:坂本九 清子:渡辺トモコ かよ子:森山加代子 不二夫:ジェリー藤尾 小島さよ子:桑野みゆき 町子:十朱幸代 ダニー飯田とパラダイスキング

STORY

 漁師の息子浦野一八、愛称九ちゃんは上京して東京郊外の八百屋の店員として住み込み、歌がうまくて純情で、その上働き者。たちまち町の人気者に。
 だんだんと生活にも慣れ、最近は店の先輩・弘と町内の店員仲間が集まるバーへ行く毎日。最初の恋人、うなぎ屋の町子は不良の不二夫の出現で破れ、新しい恋のお相手はお手伝いのさよ子に。
 ちょっぴり切ない九ちゃんの初恋物語を、「九ちゃん音頭」「僕の星」「はじめて書いたラブレター」などの青春歌謡にのせておくる。娯楽映画の決定版!

POINT

 坂本九の人気におんぶした作品だ。理屈抜きで楽しんで欲しい。といっても物語そのものはやっつけ仕事。坂本九の主演映画なら誰でも考えそうな毒にも薬にもならない話の連続だ。(東京中日新聞より)

MEMO

《主題歌》九ちゃん音頭
《挿入歌》ボクの星 初めて書いたラヴレター 青空を抱きしめよう(森山加代子)
興収は「愛染かつら」の2億5千万円を超えて3億はいく予想の大ヒット。
初日 浅草9,150人 上野8,540人で満員札止め
ロケ地:川崎  6/6逗子海岸

1962年10月20日公開(昭和37年)

現代の人気者勢揃い!青春大型喜劇!
花のパリからピンク旋風!てんやわんやの爆笑スパイ事件

若い季節

 

配給:東宝 製作:東宝・渡辺プロ 6巻 2,400m 88分 総天然色 東宝スコープ モノラル
併映:山猫作戦

STAFF

製作:山本紫朗 渡辺美佐 監督:古沢憲吾 脚本:小野田勇 田波靖男
原作:小野田勇 撮影:飯村正 音楽:中村八大 宮川泰
スタジオ:東宝成城撮影所 撮影9/15〜 ロケ地:箱根

CAST

社員:植木等 ハナ肇 クレイジーキャッツ
坂本九馬:坂本九 チャームガール:団令子 社長:淡路恵子
総務課長:有島一郎 マスター:青島幸男 ジェリー藤尾 浜美枝 谷啓

STORY

「飲むクリーム」や「液体口紅」など同じ製品が同時に出来上がってしまったプランタン化粧品とライバル会社のトレビアン化粧品。
 プランタン化粧品の女社長は社内に産業スパイがいるのではと給仕の坂本九馬に調査を依頼するが…。

POINT

NHKテレビドラマの映画化。古澤監督が頭を痛めているのが撮影日数。予定で20日間、実数で14〜5日しかとれず、人気者ばかりで夜間や午前中がほとんど。

MEMO

《主題歌》若い季節/ザ・ピーナッツ 作詞:永六輔
《挿入歌》あーあいやだなぁ/坂本九 ドント節/坂本九 上を向いて歩こう/植木等
坂本九ちゃんは9/22セットで初めて植木等らと共演

1962年11月03日公開(昭和37年)

笑いと感動!日活青春スター夢のパレード!

ひとりぼっちの二人だが

 

製作:日活 8巻 2,650m 95分 カラー シネマスコープ モノラル
併映:金門島にかける橋(石原裕次郎主演)

STAFF

企画:水の江滝子 監督:舛田利雄 脚本:熊井啓 江崎実生 撮影:横山実
音楽:中村八大 主題歌:永六輔 スタジオ:日活調布撮影所 9/30〜

CAST

浅草九太:坂本九 田島英二:高橋英樹 田島ユキ:吉永小百合 杉山三郎:浜田光夫 岩下トモコ:渡辺トモコ 武田:内田良平 内海:小池朝雄

STORY

 孤児で芸者家にひきとられたユキ(吉永小百合)は、悲しい“水揚げ”の寸前に逃げ出してきた。連れ戻されそうになるが、吉野組のチンピラ、三郎(浜田光夫)達に救われ、ストリップ劇場へ逃げ込んだ。と、そこで小学校同級生の九太(坂本九)とバッタリ会う 。訳を聞いた彼もユキをかくまう事を約束する。劇場で忙しく働きながらユキをなぐさめる九太。しかし、九太がユキにやさしくするので、三郎は嫉妬し学生達に喧嘩を売った。そんな彼に加勢したのはボクシング練習帰りの英二(高橋英樹)だった。
 英二の新人王決定戦が迫った。しかし、その裏ではユキの件は見逃してやるから八百長をしろ、と脅迫するヤクザの影があった。試合が始まった。英二は傷の痛みのためともすれば劣勢に立った。駈けつけた九太、三郎、ユキ、らも声援を送った。ついに英二はK・Oで新人王を勝ちとった。が、彼にはもう一つの勝負が残っていた。ジムの裏にはヤクザたちが彼を待っていた。その背後に三郎とユキがつかまっていた。ヤクザ達は立ち向かう英二を取り押さえるが、その時、刑事がきてヤクザは逮捕される。
 ユキの囲りに三郎、英二、九太、が駈けよりしっかり手を握り合った。夜空に九太の歌が流れていった。“あなたの胸の中でひとりぼっちの私、ひとりぼっちの僕、ひとりぼっちの二人...”

POINT

 坂本九に若手スター陣を抱き合わせた「上を向いて歩こう」でゴールデンウィークに大当たりをとった日活は、同じ手で11月のシルバーウィークもいただこうと六八九トリオで「こんどは映画からヒットさせる」と大張り切り。結果、ゴールデンウィークの2割増。
 当時の日活を代表するスターを集めた青春もので三枚目役の坂本九がとぼけた役で印象深い。(新聞記事から)

MEMO

《主題歌》一人ぼっちの二人
坂本九、吉永小百合の指人形シーンは10月23日午前2時半から撮影開始。朝5時、撮影終了。堀内完ユニークバレエ団と。
ロケ地:浅草吾妻橋 花屋敷

1962年12月30日公開(昭和37年)

パラキンと九ちゃん 歌と笑いの大行進!

パラキンと九ちゃん 申し訳ない野郎たち

 

製作:松竹(大船撮影所)マナセプロダクション 
6巻 2,418m 89分 カラー シネマスコープ モノラル

STAFF

製作:今泉周男 監督:市村泰一 脚本:高橋二三 撮影:小杉正雄 音楽:ダニー飯田

CAST

梶本隆三:坂本九 ペテン師:ダニー飯田とパラダイスキング
二宮久恵:鰐淵晴子 水田トモ子:渡辺トモコ 菊代:桑野みゆき
九山不二男:ジェリー藤尾

STORY

東洋放送の会長の息子隆三は、祖父の勧めを断り「大学なんてクソ食らえ!」と家出してコック修行。学生街のレストラン「デュポン」に就職。同僚や町のみんなの人気者だが、一人娘菊代と家出の秘密を握り、ただ喰いばかりしているペテン師グループ(ダニー飯田ら)と力を合わせ、歌手志望の二宮久恵(鰐淵晴子)をデビューさせる。

POINT

松竹新春第一弾封切作品
坂本九ちゃんは、同時期に撮影中の「ひとりぼっちの二人だが」を終えた10月30日から撮影入り。

MEMO

動員数は前年同期の70%増。興行収入は3倍近くにも。
松竹大船撮影所 撮影:10月18日〜

1963年01月03日公開(昭和38年)

人気タレント総出演の歌と笑いのデラックス喜劇!

大当たりさかさま仁義

 

製作:東映(東京大泉撮影所)8巻 2,057m 84分 カラー シネマスコープ モノラル
併映:勢揃い東海道

STAFF

監督:渡辺祐介 脚本:田坂啓 原案:市川実 撮影:三村明 音楽:広瀬健次郎

CAST

並木九:坂本九 浦島まゆみ:本間千代子 丹下三吉:ジェリー藤尾
三田佳子 吉良親分:ハナ肇 渡辺トモコ

STORY

悪事を重ねて逃げ延びる兄貴分三吉に連れられ東京に来た久は、歌手になって華やかなステージを夢み、三吉はヤクザの兄貴分になって一旗揚げようという魂胆。銀座裏で焼きイモ屋を開業したが、久は三吉と間違えられ、ヤクザの幹部に祭り上げられて…。

POINT

「九ちゃんの魅力を100%生かした娯楽作」が狙いのこの作品で、映画出演は16本を数える。しかし、その大半は彼自身のヒット曲の作品に出演したもの。従ってこの作品が「本格的な初の主演作」と東映では言っているほど。つまり、初のオリジナル作。

MEMO

《主題歌》東京のさかさま仁義
1月3日舞台挨拶。丸の内東映、浅草、新宿をオープンカーでパレード。神戸東映では5,000人の入りで関西トップ。
スタジオ:東京大泉撮影所 11月11日~ ロケ地:都内近郊、裏磐梯

1963年08月31日公開(昭和38年)

上を向いて江戸を出た日本一のイロ男!
恋も喧嘩もスキヤキソングで行きやしょう!

九ちゃん刀を抜いて

 

製作:東映(京都撮影所)マナセプロ 8巻 2,396m 87分 カラー シネマスコープ モノラル
併映:海軍

STAFF

監督:マキノ雅弘 脚本:城のぼる 吉川透 原作:岡本一平 撮影:山岸長樹

CAST

三五郎:坂本九 遊女高窓太夫:南田洋子 子分:パラダイスキング
唐犬権兵衛:東千代之介 大村文武 九重佑三子 東千代之介 進藤英太郎

STORY

水呑百姓の、その日暮らしの家に生まれた三五郎は、怠け者で大食漢で両親も持て余し、遊んでいても食えるヤクザになろうと決意する。
江戸入りするが、時しも旗本と町奴のサヤ当てがあり、ついに吉原一のおいらんに惚れられる伊達男として売り出す。

POINT

原作は大正の終わりに発表された岡本一平のまんがで、昭和初期、根岸東一郎主演で二度映画化。戦後、宝塚でも劇化した作品。

MEMO

《主題歌》九ちゃん刀を抜いて(永六輔作詞、中村八大作曲) 挿入歌「上を向いて歩こう」
撮入:7/8〜  7/23 大映特撮スタジオで水中シーン撮影

1963年09月29日公開(昭和38年)

ジェリーの森の石松

 

製作:東映(京都撮影所)7巻 2,274m モノクロ シネマスコープ モノラル
併映:めくら狼

STAFF

監督:近藤節也 脚本:小野竜之助 神波史男 撮影:荻屋信

CAST

森の石松:ジェリー藤尾 トモエ:渡辺トモコ 三吉:坂本九 七五郎:米倉斉加年 剣道の先生:谷啓 小林裕子 花沢徳衛

STORY

石松、七五郎、亀吉の3人は、掛川宿でやくざの掛川一家と袋井一家の出入りで稼ごうとしたが、やる気のない両一家の平和交渉でオジャンに。亀吉のイカサマ賭博で捕まった3人は、牢名主のスリの三吉をだまして実権を握る。

POINT

ジェリー藤尾は、森の石松の小・青年時代を演じる。 

1963年11月01日公開(昭和38年)

九ちゃんが星空にうたう初恋と友情!
九ちゃんと一緒に明日の夢を探そう!

見上げてごらん夜の星を

 

製作:松竹(大船撮影所)マナセプロ 7巻 2,560m 94分 カラー シネマスコープ モノラル
併映:続・ニッポン珍商売(藤田まこと)

STAFF

企画:深沢猛 監督:番匠義彰 脚本:石郷岡豪 原作:永六輔 撮影:生方敏夫 音楽:いずみたく

CAST

坂本九 榊ひろみ 中村賀津雄 菅原文太 山本豊三 伴淳三郎

STORY

湯浅太平は、昼間は工場で働きながら定時制に通う高校三年生。同じ工場で働いている寺山、藤本、小森といった仲の良い友人と、教師の三輪、その恋人という人々に囲まれて、つらいけど楽しく勉強を続けている。
ある日、全日制の生徒との合同弁論大会の席上、藤本のいとこで明るく美しい由美子と知り合う。そして彼女が偶然、太平の机を昼間使っていることを知り嬉しくなった。数日後、全日制の生徒とのハイキングが計画されたが、集まったのは太平と徹子の二人だけだった。以前は全日制の生徒に劣等感を抱いていた太平だが、由美子の境遇を知る内に親近感を抱くようになる。しかし、彼を取り巻く人々の間には次々と問題が起こり…。

POINT

昭和38年度芸術祭参加作品 坂本九のヒット曲をもとに定時制高校に通う若者たちの青春を明るく描く。

MEMO

見上げてごらん夜の星を 勉強のチャチャチャ 夜空の星 小さな街の小さな学校
松竹と日活水の江滝子プロデューサーで紛争戦になっていたミュージカルの映画化。
スチール撮影:9/1 東京南千住ロケ:10/3 その他、剣崎灯台など

1963年03月24日公開(昭和38年)

夫婦喧嘩に米ソの対立!よろずもめ事ドンと来い!

クレージー作戦 先手必勝

製作:東宝・渡辺プロ 7巻 2,627m 96分 カラー 東宝スコープ モノラル
併映:にっぽん実話時代、戦国野郎

STAFF

製作:渡辺晋 森田信 監督:久松静児 脚本:池田一朗 撮影:玉井正夫
音楽:宮川泰 萩原哲昌

CAST

上田ヒトシ:植木等 花木ハジメ:ハナ肇 谷村啓太郎:谷啓 九ちゃん:坂本九

STORY

テキトー男上田ヒトシは専門分野に長けた男たちを集め、「よろずまとめや」を開業する。そんなある日、フラリと現れたミエが持ち込んだ団地夫人と商店街の揉め事を解決し、仕事が殺到する。

POINT

日本テレビの人気番組の映画化。

MEMO

ラスト間際のシーンで、中尾ミエのフィアンセとして坂本九登場シーンがある。

1964年02月01日公開(昭和39年)

男なんかは可愛いものよ!生かすも殺すもウインクひとつ!

男嫌い

製作:東宝(東宝成城撮影所) 6巻 2,265m 83分 カラー 東宝スコープ モノラル
併映:

STAFF

製作:金子正且 渡辺美佐 監督:木下亮 脚本:井手俊郎 八木柊一郎 伊奈洸
原作:八木柊一郎 西島大 伊奈洸 撮影:逢沢譲 音楽:山本直純

CAST

高村綾子:越路吹雪 高村歌子:岸田今日子 高村郁子:淡路恵子 高村悦子:横山道代 高村修:坂本九 井沢雅之:森雅之 片山道雄:青島幸男

STORY

高村家の四人姉妹、長女綾子、次女郁子、三女歌子、四女悦子は揃って独身で、楽しさとお金と才能に恵まれ、男をいじめるのが何よりの楽しみだ。
片っ端から手元に引きつけてはむしっちゃう。ため息をつくのが末弟修である。

POINT

日本テレビの人気番組の映画化。

MEMO

《主題歌》男嫌い 作曲:山本直純 歌:坂本九ほか

1964年04月04日公開(昭和39年)

男も女も思わずニヤリ ピンク未亡人のセックス革命

陽気な未亡人

製作:東京映画 配給=東宝 7巻 2,695m カラー 東宝スコープ モノラル
併映:くたばれ社用族

STAFF

製作:佐藤一郎 金原文雄 監督:豊田四郎 脚本:八住利雄 撮影:岡崎宏三 音楽:團伊玖磨

CAST

尾形・島道:フランキー堺 尾形圭子:新珠三千代 桐山稔:坂本九 今里修子:中尾ミエ 望月優子 岸田今日子 水谷良重 淡島千景 乙羽信子 池内淳子

STORY

尾形が死んで圭子は未亡人になった。一方、団地に住む島道とその妻、禎子は生活に疲れているが、その妹修子と恋人の稔はピチピチとしたカップルだ。
圭子は新しい恋人木田との再婚に悩み、幽霊の尾形も悩むが、圭子の新しい出発に安心して成仏した。

1964年10月14日公開(昭和39年)

低額サラリーマンよ奮起せよ!
現代女性はキッスもデイトもみなお金!

万事お金

製作:東宝(東宝成城撮影所) 7巻 2,573m 98分 カラー 東宝スコープ モノラル
併映:沙羅の門

STAFF

製作:藤本真澄 監督:松林宗恵 脚本:井手俊郎 原作:源氏鶏太 撮影:鈴木斌 音楽:山本直純

CAST

豊年太郎:坂本九 サクラ:星由里子 ウメ子:浜美枝 社長:有島一郎
肝心要太郎:伴淳三郎 浪花千栄子

STORY

資金繰りで四苦八苦の電気工事会社経理課員、豊年太郎は、恋人のBGサクラから2万1千円の安サラリーを理由にプロポーズを拒否される。彼女には30億円の資産家との縁談が持ち上がっていたからだ。
太郎は社長のたくらみで二号の持参金付きの娘と見合いする。

POINT

藤本真澄プロデューサーが新しいサラリーマン喜劇を狙って坂本九を起用した意図は的中した。健康な明るさと親しみやすい庶民サラリーマンを持ち前のカンの良さで演じ、7・3のヘアスタイルも善良な味を出してぴったり。

1964年12月19日公開(昭和39年)

幸せはつくるもの!喜びは歌うもの! みんなのリズムで手をたたこう!

幸せなら手をたたこう

 

製作:大映(東京撮影所)9巻 2,351m 86分 カラー シネマスコープ モノラル
併映:十七才は一度だけ

STAFF

企画:竹谷豊一郎 藤山健彦 監督:湯浅憲明 脚本:長谷川公之 撮影:宗川信夫 音楽:伊部晴美

CAST

宇津井健 姿美千子 倉石功 滝瑛子 坂本九 丸井太郎 勝新太郎 若尾文子

STORY

日本中の合い言葉、全国的に愛唱されたヒットメロディ、ヒットソングの映画化。新聞ダネにもなったみゆき族へのマラソン挑戦状事件を中心に、青年たちの明るい姿を描く。

POINT

《主題歌》幸せなら手をたたこう
11/14 東京都墨田区第3堅川公園ロケ

1965年03月20日公開(昭和40年)

勇気りんりん100万馬力! そら行け宇宙へロケット冒険!

ガリバーの宇宙旅行

 

製作:東映動画 8巻 2,198m 80分 カラー 東映スコープ モノラル
併映:少年忍者風のフジ丸、狼少年ケン

STAFF

製作:大川博 企画:小野沢寛 旗野義文 演出:黒田昌郎 脚本:関沢新一
撮影:篠崎文男 林昭夫 音楽:富田勲

CAST

テッド少年:坂本九 紫の星の王女:本間千代子 ガリバー博士:宮口精二ノラ犬マック:堀絢子 人形の大佐:小沢昭一 紫の星の科学者たち:ダニー飯田とパラダイスキング

STORY

テッドはみなしごの少年。ある夜、行き場もなく街をうろついていた彼は、しゃべる人形の大佐とのら犬のマックに出会う。
友達となった三人は、夜の遊園地に忍び込んで遊んでいるうちに、不思議な森の中に迷い込んでしまう。

POINT

東映動画初のオリジナル長編アニメ。「わんわん忠臣蔵」と同時製作進行。

MEMO

《主題歌》ガリバー号マーチ:坂本九 
《挿入歌》遊園地の歌:坂本九(作詞:関沢新一、作曲:富田勲)
 地球の歌:西六郷少年合唱 ロボットたちの歌:ダニー飯田とパラダイスキング
坂本九ちゃんは吹き替えを担当。録音開始は昭和38年6月にスタートしたが、途中で九ちゃんの声変わりがあり、一部取り直しも。

1965年07月10日公開(昭和40年)

シゴいても痛めても、てんでこたえない!このツラ憎さ!

調子のいい奴 いたずらの天才

 

製作:松竹・マナセプロ 配給=松竹 6巻 79分 2,171m カラー シネマスコープ モノラル
併映:異聞・猿飛佐助

STAFF

製作:島田昭彦 監督:二本松嘉瑞 脚本:若井基成 二本松嘉瑞 撮影:倉持友一 音楽:いずみたく 原作:いたずらの天才(アレン・スミス)

CAST

坂本九 谷幹一 堺駿二 香山美子 E・H・エリック

STORY

サラリーマン藤島洋(坂本九)は、鬼課長の河野幸男(谷)と事毎に衝突。機知に富んだ悪戯ぶりで上司を困らせては同僚の喝采を博す。
ところが、産業スパイの話が絡み、アメリカンホワイト社の会社社長レッド(エリック)、警官ジェリー、ライバル会社の幹部、桂が活躍する。

POINT

演技者としても他の歌手の追従を許さない力量を発揮していた坂本九の主演で、彼のキャラクターならではの企画(キネマの世紀より)

MEMO

当初発表の映画タイトルは「いたずらの騎士道」 坂本九の撮入は2/27日から

1965年12月18日公開(昭和40年)

恋にスピード制限なし 制服九ちゃん爆笑大活躍!

ハイウェイの王様

 

製作:マナセ・プロ 配給=松竹 6巻 2,446m 89分 カラー シネマスコープ モノラル
併映:柔旋風・怒濤の対決

STAFF

製作:島田昭彦 監督:市村泰一 脚本:若井基成 撮影:大越千虎 音楽:小川寛興 原作:銀のこんぺいとう(阿川弘之:週刊明星 集英社)

CAST

市川源三郎:坂本九 朝永さおり:香山美子 沼田信次郎:谷幹一 飛島まり:加賀まりこ 池尻昌助:勝呂誉 桜井鉄男:園井啓介 桑野みゆき 九重佑三子 長門勇 菅原文太

STORY

交通戦争のまっただ中をミズスマシのように交通違反を追っかける白バイの青年と、行動的な女性カメラマンを中心に、坂本九ちゃんのパーソナリティを100%生かそうという、恋と歌のスピードコメディ。

POINT

特別出演として、桑野みゆき、長門勇ら俳優陣と、作家の阿川弘之、柴田錬三郎、カメラマンの秋山庄太郎という顔ぶれ。

MEMO

警視庁第一機動隊が全面協力。ロケでは本物の白バイが先導。九ちゃんたちの制服もすべて本物。 ロケ地:神宮外苑など 松竹大船撮影所

1966年08月13日公開(昭和41年)

無鉄砲だが正義漢!陰謀、ペテン、イカサマ野郎をたたきのめす
ご存知坊っちゃん最適役で映画化!

坊っちゃん

 

製作:松竹(大船撮影所)7巻 2,468m 90分 カラー シネマスコープ モノラル
併映:スチャラカ社員

STAFF

製作:島田昭彦 監督:市村泰一 脚本:柳井隆雄 原作:夏目漱石 撮影:小杉正雄 音楽:古賀政男

CAST

坊っちゃん:坂本九 マドンナ:加賀まりこ 狸:古賀政男 山嵐:三波伸介 
赤シャツ:牟田悌三 うらなり:大村崑

STORY

短気で喧嘩っ早い江戸っ子先生、坊っちゃんをめぐって巻き起こる事件。狸の校長、赤シャツの教頭など俗物の卑劣さに好漢山嵐と共に立ち上がる。永遠のベストセラーを映画化。

POINT

何度となく映画化、劇化されているが、最適役との声が多い。

MEMO

《主題歌》春まだ浅く(作詞:石川啄木、作曲:古賀政男、歌:坂本九)
《挿入歌》広野の詩吟、ハイカラ節、サイハイ節
一部地区は「おはなはん」と併映
ロケ地:伊予道後温泉

1967年01月02日公開(昭和42年)

九ちゃん逃げきるか!殺し屋追い込むか!
奇想天外な凸凹爆笑大レース

九ちゃんのでっかい夢

 

配給:松竹 制作:松竹・マナセプロ 89分 2,441m カラー シネマスコープ モノラル
併映:シンガポールの夜は更けて

STAFF

製作:脇田茂 監督・脚本:山田洋次 原作:三木洋 「消えた動機」 撮影:高羽哲夫 音楽:山本直純 編集:石井巌

CAST

源九太郎:坂本九 風見愛子:倍賞千恵子 平清彦:竹脇無我 便利屋・ポンさん:谷幹一 弁護士:ジェリー・藤尾 殺し屋:佐山俊二

STORY

横浜の場末の劇場に出ているコメディアンの九太郎は、誤診から自分はガンだと思い込んで、自ら殺し屋を頼んだが…。スイスの大金持ちの遺産が転がり込む事になって、それを知らせる弁護士と殺し屋がつきまとい、ドタバタ劇中劇のカタチで展開する。

POINT

タレント坂本九の個性を最高に生かして作ったという監督の山田洋次は、単なるドタバタの劇中劇として表現した。

MEMO

《主題歌》夢はどこにある(作詞・作曲:浜口庫之助) 挿入歌:街角の歌、愛の夢、マイ・ボニー
併映作が橋幸夫の作品、ファンのライバル意識を考慮しなかった松竹はリサーチ不足

1967年11月03日公開(昭和42年)

日本中が待っていた 浜ヤンの再起第一作!

君は恋人

 

日活制作 94分 8巻 2,563m カラー シネマスコープ モノラル
併映:激流に生きる男(赤木圭一郎)

STAFF

企画:水の江滝子  監督:斎藤武市  脚本:若井基成  撮影:山崎善弘  音楽:中村八大 美術:坂口武玄

CAST

浜田光夫  和泉雅子  林家こん平 克美しげる 高橋英樹 山内賢 和田浩治 吉永小百合 清川虹子 宍戸錠 近藤宏 舟木一夫 深江章喜 荒木一郎 ジャニーズ 岡田真澄 黛ジュン  葉山良二 ザ・スパイダース 二谷英明 芦川いづみ 山本陽子 石原裕次郎 小林旭 殿岡ハツエ 中村八大 坂本九 スタジオNo.1ダンサーズ 渡哲也 浅丘ルリ子 松原智恵子 川地民夫

STORY

1年4ヶ月ぶりに「君は恋人」の主役で復帰した浜田。友達のスパイダースは内容が暗いと台本を書き直させてしまう。その物語は…。光夫は貧乏を嫌い、ヤクザとなる。そんな彼をとんかつ屋の雅子が温かく見守っていた。楽屋落ちの二重構造のストーリー展開。

PIONT

負傷した浜田光夫の再起1作目を記念して作られた、日活青春スター総出演映画。坂本九ちゃんは、レギュラー出演中の日本テレビ「九ちゃん!」に浜田をゲストに呼ぶという設定で。

MEMO

《主題歌》:君は恋人/旅に出るなら 浜田光夫
《挿入歌》:愛につつまれて/舟木一夫  いつかどこかで/ジャニーズ  さすらい/愛すればこそ 克美しげる 君に捧げん/いとしのマックス 荒木一郎 アヒルの行進/バン・バン  ザ・スパイダース 恋のハレルヤ/黛ジュン
坂本九出演パートのロケ地:渋谷公会堂

1975年03月15日公開(昭和50年)

新八犬伝 第一部 芳流閣の決斗

 

製作=芸苑社 配給=東宝 1,109m 40分 カラー
併映:東宝チャンピオンまつり「メカゴジラの逆襲」

STAFF

製作:森岡道夫 企画:佐藤勉 曲直瀬正雄 監修:堀川弘通 脚本:石山透 原作:曲亭馬琴 撮影:安本淳 音楽:藤井凡太 照明:横井聡一 人形製作・操作:辻村ジュサブロー

CAST

語り手:坂本九 声の出演:鈴木弘子 近石真介 関根信明 阿部寿美子 川久保潔

POINT

NHK人形劇「新八犬伝」の映画化

1975年03月15日公開(昭和50年)

吶喊(とっかん)

 

ATG系 喜八プロダクション制作 93分 7巻2,548m カラー スタンダード モノラル

STAFF

製作:岡田裕介 多賀祥介  監督:岡本喜八  脚本:岡本喜八  撮影:木村大作
音楽:佐藤勝

CAST

千太:伊藤敏孝  万次郎:岡田裕介 細谷十太夫:高橋悦史 お糸:伊佐山ひろ子  テル:千波恵美子 千太の母親:岩崎智江 語りの老婆:坂本九 ナレーター:中谷一郎

STORY

奥州・安達ケ原で、貧乏で嫁も貰えない千太が旅の女を追いかけていると、銃声が轟き、万次郎という青年に、その女を奪われてしまう。

POINT

1968年の「肉弾」で自らの戦争体験の意味を問い直した岡本喜八監督が、100年前に時代をさかのぼり同じ境遇に生きる若者の青春を描いた作品。マキノ雅弘を思わせる軽妙なタッチながら死と背中合わせに生きる若者の心情を強烈に刻む。

MEMO

坂本九は物語の導入部とラストに語りの老婆役で出演。初回公開時31万人を動員

1976年06月11日広島先行公開(昭和51年)

泣きながら笑う日

 

泣きながら笑う日製作委員会 配給/松竹 113分 カラー シネマスコープ モノラル

STAFF

企画:泣きながら笑う日製作委員会 製作:「泣きながら笑う日」製作プロダクション 監督:松山善三 助監督:園井弘一 脚本:松山善三 撮影:石原興 音楽:木下忠司

CAST

亀山次郎:坂本九 亀山栗子:大谷直子 亀山啓一:上村和也 亀山しず:富田恵子 亀山康男:緒方拳 亀山雅子:中田喜子 一ノ瀬明:小林桂樹 一ノ瀬和子:草笛光子 中井雪子/高峰秀子

STORY

トラックの運転手亀山次郎は浮かれていた。妻・栗子に待望の女児誕生である。その喜びもつかの間、二人は思わぬ悲しみの底へ突き落とされた。4歳になる長男、啓一の耳が聞こえないことが分かった。
 難聴の啓一は走ってくるトラックに危うくひき殺されそうになり、急ブレーキをかけたトラックは喫茶店のウインドウに突っ込んだ。その保証金も大きい。啓一の難聴は1年ほど前、風をこじらせ抗生物質の注射を大量に打ったのが原因だった。若い二人の血みどろの苦闘がその日から始まった。

POINT

「名もなく貧しく美しく」などであまりにも有名な松山善三監督、脚本によるその系譜の集大成と言えるオリジナル作品である。
監督はこの映画を「いわばボランティア映画である」と前置きし、「本来、福祉とは他人の痛みが分かること」と言う。

MEMO

東京地区では内容が暗すぎると上映されなかった。
ロケ地:福山

1976年12月11日公開(昭和51年)※

俺の選んだ女

 

配給:東宝 86分 カラー 東宝スコープ モノラル
※当作は「岸壁の母」「犬神家の一族」のヒットにより続映され、公開されていないとの資料もある

STAFF

製作:花登筐 梅浦洋一 監督:児玉進 脚本:花登筐 撮影:宇野晋作 音楽:渡辺岳夫

CAST

角筈亘:竜雷太 湊陶子:松原智恵子 祖母久江:浪花千栄子 坂本九